法人案内
和楽園法人設立由来
和楽園の歴史は古く、昭和7年に民生児童委員の前身である方面委員が市民の浄財を募り、昭和恐慌下での生活困窮の高齢者を収容する施設として「養老舎」を建設、運営を始めたことに端を発しています。
昭和22年には、生活保護法による保護施設としての認可を受けるとともに、養老舎の規模拡大を順次行い、昭和29年には、「奈良市和楽園」に名 称を変更しました。昭和38年には、老人福祉法の施行に伴い、養護老人ホームとしての認可を受け、昭和46年には定員150名の規模となりました。
平成10年に現在地に移転し、養護老人ホームに加え、特別養護老人ホームとケアハウスを併設するとともに、在宅高齢者を支援するための居宅サービスである、デイサービスやショートステイ、居宅介護支援事業所を併設し、総合的社会福祉事業を展開しています。
また、奈良市からの委託を受けて配食サービスの実施や高齢者向け市営住宅と県営住宅の入居者の見守り業務も行っています。
介護サービスの質の向上、職員の介護技術の向上を図りながら、高齢者福祉施設の持つ機能を十分発揮できる体制を整備し、安定したサービスを提供するとともに、地域福祉の拠点となるように努めています。
なお、当法人の設立が民生児童委員会の前身組織であることから、当法人の役員には、民生児童委員協議会の役員の多くが就任いたしております。現在に至るまで、13代にわたって歴代理事長を民生委員に就任しており、それ以外にも理事・監事・評議員として当法人の運営に深く携わっています。
平成29年の社会福祉法改正以降は、奈良市社会福祉協議会会長が理事長職に就任しています。
全国的にも民生委員が主体となった施設は稀だと聞き及んでいます。
基本理念
「私たちは、利用者と地域の人たちのために行動します。」
「Act For Users And Regional People」
私たちは、民生児童委員が設立した社会福祉法人として、創設の精神を生かし、利用者が人間としての尊厳が保たれ、地域の人たちと安心して共に生きる共生社会を目指します。
私たちは、人と人とのふれあいを大切にし、明るい雰囲気のなか、高齢者が生きがいを持って、自立した生活を過していただけるよう「和顔愛語」の精神のもと、和やかな笑顔と思いやりのある話し方で利用者やすべての人に接し、地域の方に愛され、必要とされる施設を目指し、心の通ったサービスを実践いたします。
運営方針
1 高いサービスの提供
より質の高いサービスの提供を目指し、人材育成による専門性を確保するとともに、その専門性を地域へ
還元します。
2 安全・安心な施設運営
日常的に提供するサービスの検証、改善に努めます。また、清潔で明るい環境保持に努めるとともに、
リスクマネジメントを確立し、安全・安心な施設運営を行います。
3 権利擁護と自立支援
利用者の人権を尊重し、自分らしい生活が継続できるよう支援します。
4 資産の有効活用と透明な事業経営
経営資産を計画的に有効活用し、職員はが働きやすい労働環境づくりや各種の協力体制の強化・拡大に
努め、経営責任を果たします。
5 地域との共生
信頼される社会福祉法人として、地域とのパートナーシップにより、地域社会に貢献します。
6 法令遵守
関係する法令の内容と精神を正しく理解し、遵守します。
7 経営改革
現場を大切にした効率的な事業経営に努めるとともに、環境変化に対する不断の経営改革により、
継続的な活力ある経営を目指します。
法人概要
法 人 名 称 | 社会福祉法人 奈良市和楽園 |
所 在 地 | 奈良市古市町1886番地の1 |
電 話 番 号 | 0742-63-5500 |
設 立 年 月 日 | 昭和27年5月13日 |
業 務 内 容 | ○養護老人ホーム和楽園の設置経営 (定員125名)
○特別養護老人ホーム和楽園の設置経営 (定員84名)
○軽費老人ホームケアハウス和楽園の設置経営 (定員30名)
○短期入所事業(ショートステイ)の設置経営 (定員16名)
〇企業主導型保育事業わらくえん保育所の設置経営(定員19人)
○シルバーハウジング事業の受託
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役員紹介
理事・監事
役職名 | 氏 名 |
理事長 | 福井 重忠
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理事 | 中井 弘司 |
理事 | 原田 満
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理事 | 久富 充廣 |
理事 | 小西 彰
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理事 | 竹内 義朋
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監事 | 森田 功 |
監事 | 紀平 寛治 |
評議員
役職名 | 氏 名 |
評議員
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谷中 弘一
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評議員
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艸香 和子
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評議員
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森山 節子
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評議員
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中村 泰三
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評議員
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増田 德安
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評議員
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萩原 豊治
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評議員
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松本 久男
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和楽園
<<法人正面玄関>>
社会福祉法人 奈良市和楽園の正面玄関
正面にある歌碑は万葉集(巻8 1424 山部赤人)
に読まれた歌です。
「春の野にすみれ採みにと来しわれぞ
野をなつかしみ一夜宿にける」
春日・高円を背景にした起伏ある野を訪れ心を
ひかれ思わず一夜を過ごしてしまったとうたわれて
います。
和楽園はその様な魅力ある野に位置しています。