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高等養護学校卒業生等への障がい者の就労支援の概要について
2021-06-30
1.就労支援等を行う原点 
・「社会福祉法人奈良市和楽園」は、1932(昭和7年)年に、現在の奈良市立看護専門学校のある場所に「奈良市養老舎」として、方面委員(民生委員の前身)により、創設されました。
・奈良市民生委員・児童委員約770人の総意により、運営されている全国でも稀な社会福祉法人です。
・和楽園法人理念(2018年)
「私たちは、利用者と地域の人たちのために行動します。」
・和楽園ならではの法人事業計画(抜粋)へ盛り込み(2019年)
「高等養護学校等と協働し、実習をはじめとして障がい者の活動、参加に向けた取組みを強化します。また、障がい者雇用の推進にとどまらず、障がい者の就労支援、業務内容の充実、支援強化を行います。」
 
2.障がい者の就労支援への理解を深める研修
 ・法人の事業計画に定め、「試行」から「本格的に事業実施」をしていくことを全職員へのメッセージとして
2020.02.20-21(2回)
法人内の全職員100名、講師:ならチャレンジド赤川理事長様
 
3.和楽園で採用された養護学校卒業生等
①H25.03(試行)
・養護支援員 高次脳機能障がい 女性1人(県立奈良養護学校卒業)
②H30.03(試行)                       
・介護員補助 知的障がい 女性1人・男性1人
(県立高等養護学校、県立奈良東養護学校卒業)
・養護支援員 高次脳機能障がい 女性1人
③R02.03(本格実施)
・介護員補助 知的障がい 男性2人(県立高等養護学校卒業)
 ④R03.03(本格実施)
・介護員補助 知的障がい 男性2人(県立高等養護学校卒業)

4.和楽園での就労支援の体制
・特養の生活相談員+施設ケアマネの人員基準の省令では、最低2人。
・法人事業計画に基づき、事業等の推進のため、2019年9月から生活相談員等を5人へと増員し、支援体制を強化しました。
・未来型社会福祉法人として、施設内のケアーのみにとらわれない施設内外の平面的ソーシャルワークを行うよう、未来に向かっての先行投資として。
・うち2人を、養護学校実習等の就労支援の正・副担当として、配置。(障がい者職業生活相談員は2人)
 
5.障がい者はたらく応援団ならへの登録
(2020.09.01)
・職場実習などの受入れの拡大など
・就労支援機関と連携した就労定着支援など
 
6.養護学校等とのコラボ事業
(1)奈良県立高等養護学校高円分教室様と特養和楽園とのコラボ事業
①特養フロアー向けの壁画の作成(2020.12)
利用者様を楽しくさせていただけるよう力作を作成いただきました。
②ワークショップの開催(2019.12.05)
お正月にあわせて、絵馬づくりを利用者様と県立高等養護学校高円分教室様の生徒さん(13人、先生4人随行)で行いました。生徒さんと利用者様の笑顔がすてきでした。
③和楽園ギャラリーの常設展示(2019.12.05~)
美術科の生徒さんの素晴らしい作品を常設展示するギャラリーをはじめました。どの絵も素晴らしいものばかりです。
④利用者様のネームフォルダー(2018.12)
利用者様のネームフォルダーを作成していただきました。
 
7.進路体験学習の受入れ
奈良県立奈良東養護学校高等部の進路体験学習2020.02.13
奈良東養護学校高等部の1年生の5人の方に、特養和楽園でのベット回りの清掃実習などに来ていただきました。1時間半ぐらいの時間でしたが、今後の進路を決める上での体験学習に役立っていただけたらと思います。どしどし、体験学習などに和楽園をご利用ください。
実習に来ていただいた養護学校
・奈良県立高等養護学校
・奈良東養護学校
・奈良西養護学校
この3年間で、実習、延べ150日となりました。
これからも、実習にどしどし、お越しください。
和楽園でお待ちしています。
 
8.ならチャレンジド設立10周年記念事業~病院・高齢者施設で活躍する!障害のある若者 就労現場からのレポート2020.08.30
和楽園からも報告をさせていただきました。
ここから、当日の発表内容を奈良テレビさんのyoutubeで視聴することができます。
 
などなど一部を紹介しました。
 
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