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和楽園における新型コロナウィルス感染症対策について-2
2020-09-25
和楽園における新型コロナウィルス感染症対策マニュアル-2
 
(9)法人・施設間の感染症対策事項の考え方について
(省略)
 
(10)短期入所・長期入所の利用取扱いについて(特養)(養護は検討課題)
(省略)
 
2.新型コロナウイルス感染症における濃厚接触等の定義等について 
(1)濃厚接触者の定義について(2020.04.20国立感染症研究所)
(省略)
 
(2)感染可能期間と保健所濃厚接触者調査について(2020.04.20国立感染症研究所)
(省略)
 
(3)「新型コロナウイルス感染が疑われる者」について(2020.04.07付け国通知
(省略)
 
3-1.施設内での感染拡大を抑止する(濃厚接触の職員家族等が発生した場合)
(省略)
 
3-2. 施設内での感染拡大を抑止する(濃厚接触の職員等が発生した場合)
(1-1)職員家族の発症・陽性の届出を受けた後、職員が濃厚接触者と特定され、職員からの濃厚接触の届出を受けて、最終の接触から14日間出勤停止となるため、勤務シフトの調整を行います。
 
 
(2-1)家族等からではなく想定外の濃厚接触の届出職員の場合、14日間出勤停止となるため、勤務シフトの調整を行います。(法人内応援体制も含め検討します)
 
(2-2)濃厚接触職員と濃厚接触した利用者・職員がある場合、事前に特定しておきます。調査期間は、濃厚接触の職員が発症した場合、概ね、発症前二日から出勤停止となるまでが園内での感染可能期間となり、二次感染は感染から5日以上で発症するといわれています。そのため、濃厚接触届出職員の出勤停止期間中に、感染可能期間中に含まれる場合は、調査対象外となります。
 
(3)すべての職員・入所者(利用者)について、毎日1回以上検温し、発熱や咳、倦怠感、食事の際における体調確認などの症状の有無を平常時以上に慎重に確認します。
 
(4)濃厚接触となった職員の触れたもの・共有物などを徹底消毒する。
 
(5)マスクを着用していない利用者等から職員自身の目や顔などへの飛沫感染予防のため、マスクに加え、フェイスシールドを利用者等対応中、全職員は予防的に着用する。期間は、濃厚接触者と特定されてから陰性とされるまでの期間とする。なお、可能な限り、全利用者へソフトークマスク等の着用を標準とする。
 
(6)フェイスシールドは、職員氏名を記入し、職員個人保管とし、都度使用後消毒を必ず行うこと。
 
(7)職員が濃厚接触者と特定され、職員からの濃厚接触の届出を受けて、奈良市保健所(93-8397)及び所轄庁の奈良市介護福祉課(34-5422)へ報告するものとする。
 
4-1.施設内での感染拡大を抑止する(濃厚接触職員等が発症・陽性となった場合の濃厚接触したと想定される利用者等への対応)
(1)濃厚接触の届出職員等が発症・陽性となった場合の濃厚接触した利用者への対応について(上記3-2(2-2)に該当する場合は、二次感染者は発生しないものと思われるが、無症状感染などの想定外対応として感染発症した職員との最終接触から14日間行うこととなり、以下のように対応します。)
・濃厚接触の届出職員等が発症・陽性となった場合又は感染が疑われる者が発生した場合は、速やかに施設長等への報告を行い、配置医の判断に沿い、「帰国者・接触者相談センター」(27-1131)に電話連絡し、奈良市保健所(93-8397)の指示に沿うものとする。当該施設内での情報共有を行うとともに、所轄庁の奈良市介護福祉課(34-5422)へ報告を行います。また、ご家族様へも報告します。
・発症・陽性となった職員等との濃厚接触者と特定された職員は、即座に出勤停止となり、勤務シフトの調整を行います。(法人内応援体制も含め検討します)
・施設内をイエローゾーン(仮感染区域)・脱衣場所とブルーゾーン(非感染区域)・着衣場所のゾーニングを行います。
・濃厚接触利用者については、即座に原則としてイエローゾーン(仮感染区域)の指定居室に移動する。
・指定居室が足りない場合は、症状のない濃厚接触利用者どうしを多床室の同室とする。
・多床室の同室とした場合は、可能な限り、濃厚接触者に可能な限りマスクの着用を求めた上で、(特養では、個室化改修事業による間仕切り壁とカーテンを活用)、「ベッドの間隔を2m以上あける」または「ベッド間をカーテンで仕切る」等の対応を実施する。
・濃厚接触利用者が部屋をやむを得ず出る場合はサージカルマスク等を着用し、手洗い、アルコール消毒による手指衛生を徹底する。
・職員のうち、基礎疾患を有する又は妊娠している女子職員等は、感染した際に重篤化するおそれが高いため、勤務上の配慮を行います。
・濃厚接触利用者へのケアに当たっては、部屋の換気を2時間ごとに5分以上行うこととする。また、共有スペースや他の部屋についても窓を開け、換気を実施する。
・職員は使い捨て手袋とサージカルマスク、ガウン等を着用する。咳込みなどがあり、飛沫感染のリスクが高い状況では、必要に応じてゴーグル又はフェイスシールドを着用する。
・ケアの開始時と終了時に、(液体)石けんと流水による手洗い後、アルコール消毒液による手指消毒を実施する。手指消毒の前に顔(目・鼻・口)を触らないように注意する。「1ケア1手洗い」、「ケア前後の手洗い」を基本とする
・濃厚接触者利用者については、リハビリテーション等は実施しないこと。
<個別のケア等の実施に当たっての留意点>(ノロ対応と同様)
濃厚接触の利用者に対する個別のケア等の実施に当たっては以下の点に留意する。
(ⅰ)食事の介助等・食事介助は、原則として指定居室で行うものとする。
・食事前に利用者に対し、(液体)石けんと流水による手洗い、アルコール消毒等を実施する。
・食器は使い捨て容器を使用する。
(ⅱ)排泄の介助等
・使用するトイレの空間を分け、特定する。
・おむつ交換の際は、排泄物に直接触れない場合であっても、手袋に加え、フェイスシールド、マスク、ガウンを着用する。
・おむつは感染性廃棄物として次亜塩素酸ナトリウム液0.1%で処理を行う。
※ポータブルトイレを利用する場合の介助も同様とする。(使用後ポータブルトイレは洗浄し、次亜塩素酸ナトリウム液0.1%で処理を行う。)
(ⅲ)清潔・入浴の介助等
・介助が必要な場合は、原則として清拭で対応する。
(ⅳ)リネン・衣類の洗濯等
・当該利用者のリネンや衣類については、次亜塩素酸ナトリウム液0.1浸漬後、洗濯、乾燥を行う。
・当該利用者が鼻をかんだティッシュ等のゴミの処理は、ビニール袋に入れて感染性廃棄物として処理を行う。
 
(2)検温等
・体温計等の器具は、可能な限り当該利用者専用とする。その他の利用者にも使用する場合は、消毒用エタノールで清拭を行う。
 
(3)レクリエーション等
・イエローゾーンの入所者(利用者)相互に交流するレクリエーション等は中止とし、ただし、ブルーゾーンの利用者については、一定の距離を空けたうえであれば、テレビ等を観るといったことは可能と考えられます。入所者(利用者)同士が触れ合ったり、近距離で会話したりすることがないようにします。
 
(4)感染時における施設内の清掃と消毒
・施設内で共用している手すり、ドアノブ等の高頻度接触表面について、次亜塩素酸消毒液0.1%を用いて、1日2回以上の清掃・消毒を行います。
・感染対応している入所者(利用者)の居室を含むイエローゾーンについて、施設管理員による通常の室内清掃は、行いません。
・汚物や吐しゃ物で汚染した際は、次亜塩素酸消毒液0.1%で処理します。
・イエローゾンからレッドゾーンとなった居室使用後は、PCR陽性であった場合は、消毒専門業者により、完全消毒します。なお、陰性であった場合は、通常の消毒とします。
 
(5)医療機関への受診について
・ブルーゾーンの利用者の通常の受診等について、受診先医療機関に、職員等が感染している事実を告げ、許可を得て受診するものとする。
 
 
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